棄権と信任 

参議院は解散がなく、参議院議員は6年間の任期が保障されているので、総理大臣からすると参議院議員には解散権を牽制材料として使うことができません。
参議院の定数は242人ですが、参議院議員は3年ごとに議員の半数が改選されます。
改選の時期を6年の任期ごとに一斉に行わない理由は、議院の継続性を保つとともに国会の機能の空白化を防ぐためです。
衆参ダブル選挙で選挙期間中に、国民の代表者である国会議員がいない時に、国家に何かあっても対処できない状態に陥ります。官僚など公務員は、あくまで行政庁の補助をするにすぎないので、主体がいなければ機能不全となります
現在の参議院議員は、比例代表選挙と選挙区選挙によって選ばれます。
現在の比例代表制は、有権者は、政党名か候補者名のどちらかに投票します。各政党の議席数は政党名と候補者名の得票数の合計に応じて配分され、当選者は個人名の得票数が多い順に決まる「非拘束名簿式比例代表制」が採用されています。
日本では参政権という言葉にもあるように、選挙権を権利として考える方が多く、選挙のたびに投票率の低さが問題視されていますが、組織票はあまり減っていません。
参議院議院選挙は、衆議院選挙で政権をとった政権政党および議員の信任という性格があります。
棄権をすることは、組織票がある者にとって好都合で、既得権益を温存するだけです。
組織票をもつ既得権益者に勝たせないためだけでも、投票へ行く価値はあります。
選挙は自由の証です。選挙を棄権することは、自由を棄権することに繋がります。

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